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発酵乳は美肌効果がある?発酵乳-腸内環境-美肌の関係

背景

発酵乳に含まれる乳酸菌やビフィズス菌は、ヒトの身体に良い機能を与える菌として知られています。また、発酵乳に含まれるガラクトオリゴ糖(GOS)は、腸内の有用菌を増やす成分として知られています。近年、腸内環境と肌の状態も密接にかかわっているのではないかと考えられるようになってきました。そこで本研究では、発酵乳を用いてヒトの腸内環境に関わる成分と肌の状態がどのように変化するかが調べられました。

結果

成人女性40名を、発酵乳(乳酸菌、ビフィズス菌、GOSを含む)を4週間飲むグループと、比較用のミルク(乳酸菌、ビフィズス菌、GOSを含まない)を4週間飲むグループに分けて調査しました。試験は秋から冬にかけて行われ、肌が乾燥しやすい時期でした。

その結果、比較用のミルクを飲んだグループでは肌の水分が低下しましたが、発酵乳を飲んだグループでは肌の水分が維持されていました。

また、発酵乳を飲んだグループでは、肌の生まれ変わりに関わる指標が高まり、血液や尿中のフェノール類が減少しました。フェノール類は腸内細菌によって作られ、肌荒れやバリア機能の低下に関与する可能性がある成分として考えられています。

コメント

本研究から、ビフィズス菌とガラクトオリゴ糖を含む発酵乳を継続的に摂取することで、冬場でも肌の水分量が保たれ、肌の状態に係る指標が良い方向に変化する可能性が示されました。特に興味深いのは、肌の変化だけでなく、腸内細菌がつくるフェノール類も減少していた点です。つまり、発酵乳が肌に直接作用したというよりも、腸内環境に関わる成分が変化し、その結果として肌の乾燥を防ぐことにつながった可能性があります。

ただし、この研究は健康な成人女性を対象にした4週間の試験であり、すべての人に同じ効果が得られるとは限りません。また、腸内環境と肌の関係については、今後さらに詳しい研究が必要です。

日常生活へのポイント

肌ケアというと、化粧水やクリームなど外側からのケアを思い浮かべがちですが、この研究は、腸内環境を整えることも肌の健康を考える上で一つのヒントになることを示しています。発酵乳や発酵食品を毎日の食生活に上手に取り入れることで、腸内環境を良い方向に保ち、肌の状態を支えることにつながるかもしれません。外側からのケアに加えて、身体の内側にも目を向けることが、健やかな肌づくりの第一歩になりそうです。

引用文献

Consecutive Intake of Fermented Milk Containing Bifidobacterium breve Strain Yakult and Galacto-oligosaccharides Benefits Skin Condition in Healthy Adult Women

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4034291

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