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ノンアルでも効果あり?ビールと腸内環境の知られざる関係
背景
ビールは世界で広く飲まれている発酵飲料ですが、その影響はアルコールだけでは語れません。麦芽やホップに由来するポリフェノールなど、体の働きに関わる成分も含まれています。また、過度な飲酒は免疫機能を低下させますが、適度な飲酒は免疫を調整・向上させる可能性があると報告されています。そこで本研究では、免疫抑制状態のマウスにおいて、アルコール入りビールとノンアルコールビールが腸内環境や免疫にどのような影響を与えるかが調べられました。
内容
アルコール入りビールまたはノンアルコールビールをマウスに28日間与え、最後の4日間でCTXにより免疫抑制を誘導したところ、どちらのビールでも脾臓の萎縮や炎症が改善し、TNF-αやLPSなどの炎症マーカーが低下しました。また、腸内細菌叢のバランスが調整され(顔ぶれが変化し)てLactobacillus(乳酸菌の一種)などが増加し、さらに短鎖脂肪酸、特に酪酸の産生が増加しました。
結果
適度なビール摂取は、アルコールの有無にかかわらず、腸内細菌叢の調節やその代謝産物を通じて、免疫機能を支える方向に働く可能性が示されました。

日常生活へのポイント
適量のビール摂取は、腸内環境を整えることで免疫機能をサポートする可能性があります。さらに、ノンアルコールビールでも同様の効果が期待されたことは、アルコールを控えたい人にとっても興味深いポイントです。お酒が苦手な人でも取り入れられるのは嬉しいですね。
引用文献
Effects of moderate beer consumption on immunity and the gut microbiome in immunosuppressed mice, S.Hu et al., BMFH., 2025
https://www.jstage.jst.go.jp/article/bmfh/44/1/44_2024-045/_pdf/-char/en
